鰍沢

身延山の参詣の帰りに大雪で道に迷った旅人が、懐の大金を狙われてシビレ薬入りの玉子酒を飲まされたうえ鉄砲で狙い撃ちにされかけたところを、断崖絶壁の下を流れる鰍沢の激流を山筏につかまって逃げ延びるという、落語の名作 「鰍沢」。
そんな落語の「鰍沢」の舞台になってる現場を見たくなりまして、出掛けてきました富士川の流れる山梨県の鰍沢町。今年の春に市町村合併で名前は富士川町に変わってましたけど・・・・。
本栖湖の西にありますトンネルを抜け、本栖みちを下って身延町に入り、今度は国道52号線 身延道を鰍沢町まで富士川沿いを北上して落語の舞台になったような場所を探してみました。
期待に反して富士川はいたって穏やかな流れでして、落語の「鰍沢」にあるような断崖絶壁の下を流れる激流?の場所は見当たらず。
あるとしたら富士川の何処かの支流なのかも知れません。でも水位の下がった冬場の支流で激流というのもおかしな話。
色々な固有名詞が出てきてドキュメンタリーっぽい噺なのに、現場のシュチェーションがまったく違うってのがすごく残念。
落語「鰍沢」の作者は初代三遊亭 圓朝、即席で作った三題話とかの諸説がありますが、この「鰍沢」はおそらく現場を知らずに頭の中だけで作ったウソ話でしょうね。
講釈師は”針小棒大”を本文とすべし! 講釈師見てきたような嘘を言い! なんていいますが、これは噺家にも当てはまるようです。
今回の富士川、ツーハンドロッドでのスペイキャストがちょうどいい大きな流れだったんですが、竿を出す機会はまったく無しでした。
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葛飾北斎「富嶽三十六景」甲州石班沢 (public domain画像)
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by troutclub | 2010-09-21 08:01 |

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